洗面台の水垢をクエン酸ですっきり解決!おすすめ道具でお掃除マスター

洗面台、気持ちよく使えていますか?毎日使う洗面台。
でも、「なんだか黒ずみが取れない…」「コーキングにホコリがたまってる」「蛇口の掃除の仕方がわからない」など、意外と悩みの多い場所でもあります。
特に洗面ボウルは、一度汚れがこびりつくと、洗剤だけでは落とせないことも。
水垢や汚れが積み重なってザラザラした手触りになると、どんなにこすってもスッキリしない状態に…。
スベスベ洗面ボウルに戻すには?
本記事では、そんなお悩みを解決するために:
- すっきり洗い上げる掃除方法
- 水垢や黒ずみに強い100均アイテム(おすすめのブラシ・スポンジ)
- パーツ別(蛇口・排水口・コーキングまわり)のお手入れポイント
…をわかりやすくご紹介しています。
清潔な洗面台は、朝の歯みがきや洗顔をもっと気持ちよくしてくれます。
ぜひこの機会に、洗面台の掃除を見直して、スベスベで清潔な洗面スペースを取り戻しましょう!
掃除をしている時は結構とれていると思うのですが乾いたらなんだかもやもやと曇った感じなんです。
洗面台の汚れについて見ていきましょう。
洗面台掃除で落とすべき汚れはこれ

洗面台につく汚れにはどのようなものがあるのでしょうか。
洗面ボウルの汚れが落ちにくいのはなぜか洗面台の石鹸トレイや棚に汚れが付きやすいのはなぜかを考えながら汚れを見ていきましょう。
- 黒ずみと水垢
洗面ボウルには水垢がついてそこに手や顔を洗った時の汚れが付着して黒ずみになる - 水栓の根元や蛇口の汚れ
どちらも水垢がたまる箇所で手を洗った時の石鹸のハネなどが残ってこびりつくこともある - 鏡
歯磨きのハネや手洗いの泡のハネ、ホコリ、水がかかる位置なら水垢がつくことも - 棚のポケット
化粧水やヘアケア用品のタレ落ちにホコリがついて取りにくい汚れに - ヒゲ剃り跡のヒゲ
洗面台の上部に散らばる。洗面ボウルに落ちてゴミ受けにたまることもある - もらいさび
ヘアピンを置きっぱなしにしたためにサビが発生して色がついてしまう - コーキング
洗面台の左右もしくは片側などにありホコリやカビが付きやすい - 排水口
水垢、中にはぬめりも発生、汚れが臭うこともある - 洗面台下の収納庫や引き出し
何を入れたのかわからなくなりがちな場所。整理を忘れずに!
ボウルの黒ずみの原因になる水垢とりが洗面台掃除のポイント

洗面ボウルの汚れが落ちると、つやも気分もアップ!
洗面ボウルの黒ずみやくもりをしっかり落とせると、本来のつやがよみがえり、見た目も気分も一気にスッキリします。
「きれいになった!」という満足感で、つい周りの掃除にも手が伸びるかもしれませんね。
でも、しつこい汚れの正体を知らずに掃除しても、なかなか落ちないことがあります。
まずは、洗面ボウルの汚れの主な原因である“水垢”とは何か?をきちんと知っておきましょう。
水垢とは?

水回りでよく聞く「水垢」は水道水に含まれているミネラル分が固まったものです。
水栓や洗面ボウルについた水滴にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれています。
乾くときに水分だけが蒸発してミネラル分はそのまま残り水垢になってしまいます。
放置するとガチガチの取れない汚れになるので早めの掃除が必要です。
蛇口などに水垢が残るとわずかに水滴の形がついてしまいます。
次に水を使った時に同じ場所に同じような形で水滴がついて水垢が積み重なっていきます。
そしていつの間にか目に見える水滴の形の白い模様ができてしまうのです。
これはステンレスの蛇口やシンクにつく水垢がわかりやすいでしょう。
模様のようにつく以外に白く曇ったように全面につくケースもあります。
水垢につく汚れとは?
洗面台のボウルは白っぽいものが多いため、水垢は一見目立ちにくいものです。
しかし、気づかないうちにその水垢に汚れが付着し、黒ずみやくすみの原因になります。
「なんだか最近つやがない」「見た目がスッキリしない」と感じるときは、水垢に汚れが重なっている状態かもしれません。
触ってチェック!洗面ボウルの状態
一度、洗面ボウルを手でそっと触ってみてください。
ざらざらとした手触りがあるなら、水垢がこびりついている証拠です。
本来、陶器やホーローのボウルはツルッとした手触りのはず。
このツルツル感がなくなると、表面に小さな引っかかりができて、そこに汚れがとどまりやすくなります。
黒ずみの原因は「水垢+汚れ」
- 泥やホコリなどの微粒子汚れ
- クレンジング時のファンデーションの色素や油分
これらが水垢のざらつきに引っかかって、黒ずみへと変わっていくのです。
定期的に水垢を除去しておけば、黒ずみやくすみの発生をグッと抑えられます。
次に、水垢をすっきり落とす掃除方法をご紹介していきましょう。
洗面ボウルを洗うときは黒ずみがついた水垢ごと落とすのがポイントです。
洗面ボウル全体の水垢落としと排水口のリング金具の外側についた水垢をしっかり掃除しましょう。
洗面台掃除の汚れを落とす洗剤と道具の一覧表

洗面台の掃除は他の水回りに比べシンプルな道具と洗剤で掃除ができます。
普段の掃除は重曹・クエン酸を(別々に)水に溶かしてスプレーボトルに入れたナチュラル洗剤が2本あればOKです。
スポンジはすぐに使えるように洗面台そばに置けるタイプを使いましょう。
| 場所 | 洗剤 | 道具 |
| ボウルの黒ずみ | 重曹スプレーor中性洗剤・クエン酸スプレー | スポンジ |
| 水栓周りの水垢 | クエン酸スプレ― | スポンジ・古歯ブラシ |
| キャビネットのポケットのベタベタ汚れ | 重曹スプレーor中性洗剤 | スポンジ、雑巾かお掃除シート |
| 洗面台上、洗面台周り壁、照明のホコリ・汚れ | 水拭き | 雑巾・乾いた場所はハンディワイパー |
| コーキングの汚れ | 水拭きか中性洗剤 | 雑巾 |
| 洗面台上のもらいさび | ジフ・歯磨き粉 還元型漂白剤(ハイドロハイター) | 古歯ブラシ |
| 排水溝の掃除 | パイプ用洗剤 | 古歯ブラシ、あればパイプ用ブラシ |
100均に売っているおすすめ掃除グッズ

洗面台の掃除道具は特別なものは必要ありませんがセリアやダイソーなど100均で購入できる便利な掃除グッズをご紹介します。
- 重曹付きスポンジ
- 浮かせて保管できるスポンジ、貼れるスポンジ、引っ掛けられるスポンジ
- 重曹スプレー
- クエン酸スプレー
- マイクロファイバークロス
- ハンディモップ
洗面台に限らずいろいろな場所の掃除に使えるグッズです。
重曹やクエン酸のスプレーづくりがめんどうという方もスプレータイプで売っているものがあれば手軽につかえますね。
そして洗面台掃除で使える優秀なグッズは浮かせて保管できるスポンジです。
デザインはかわいいものやシンプルなもの浮かせる方法もいろいろありますので使いやすいものを探しましょう。
洗面台の周りで目につくところにスポンジがあれば洗面ボウルや蛇口を磨いておこうという気になります。
ワンアクションで必要なものが手に取れるメリットは大きいので「スポンジは目につくところに浮かせて保管」がおすすめです。
メラミンスポンジは注意!

洗面台の掃除にメラミンスポンジを使っている方がいるかもしれません。
メラミンスポンジは表面をごく薄く削り取ってきれいにする掃除グッズですが洗面台で使うときは注意が必要です。
洗面ボウルに撥水防汚コーティングなどがある場合はコーティングをはがしてしまう可能性があります。
鏡も同じく曇り防止コーティングがされている可能性があります。
洗面ボウルや鏡にコーティングがされていないか一度確認をしておきましょう。
コーティングがある場合はメラミンスポンジを使わないようにしましょう
コーティングがない場合はホウロウや陶器の洗面ボウルの水垢取りにメラミンスポンジを使っても問題はないでしょう。
洗面台の掃除頻度と掃除のタイミング

洗面台は毎日の「ちょこっと掃除」を習慣にしましょう。
さらに、月に1〜2回の「しっかり掃除」で、棚のポケットの中など普段手が届きにくい場所もきれいにすると、見た目のすっきり感が長持ちします。
毎日行う「ちょこっと掃除」
ちょこっと掃除は、歯磨きなどをした後にさっとできる簡単な掃除です。
- スポンジで洗面ボウルと水栓をこすり洗いし、拭き取る
- ゴミ受けのゴミを捨て、汚れていたら水ですすぐ
- 洗面台の上や鏡を拭き、ボトルの向きをそろえる
ボトルの向きが揃い、目につくゴミがない状態だと、見栄えがグッとよくなります。
寝る前に洗面ボウルをさっと洗うなど、洗面台の前に立ったついでにできることを習慣にしましょう。
実は、洗面台をすっきり見せるコツの一つに「水滴のふき取り」があります。
使った後にあちこちに水が飛び散ったり、水栓周りに水が溜まっていると、使いっぱなしで放置した印象になってしまいます。
水滴を拭き取るだけでも清潔感がアップし、水垢の防止にもつながるので、洗面ボウルや洗面台上の水分はこまめにふき取りたいですね。
「ちょこっと」掃除や「拭く」動作を続ければ、ホコリや汚れがたまりにくくなり、日々の習慣にすることで「しっかり掃除」も楽になりますよ。
月に1~2度「しっかり掃除」
洗面台のしっかり掃除は、使用頻度や汚れの具合に応じて、月に1~2回行うのがおすすめです。
例えば、「毎月第2土曜と月末の土曜をしっかり掃除の日にする」など、日にちを決めてしまうと習慣化しやすくなります。
しっかり掃除では、普段の「ちょこっと掃除」では落としにくい汚れも丁寧に取り除きます。
では、掃除の具体的な方法を見ていきましょう。
洗面台の掃除の仕方

ちょこっと掃除は汚れの防止と洗面台のすっきりした見た目を保つ掃除。
しっかり掃除は汚れを取る掃除と考えればイメージがわきやすいかもしれません。
定期的にしっかり掃除をすることで毎日のちょこっと掃除が楽になります。
また毎日掃除をすることで月に1~2回のしっかり掃除も楽になります。
洗面台をしっかり掃除するときの仕方を見ていきましょう。
掃除は上から下へ行います。
鏡や照明の拭き掃除

鏡に水垢がついている場合は、クエン酸スプレーを使って拭き掃除をしましょう。
通常の汚れであれば、まず水拭きをしてから乾いた布でから拭きするときれいに仕上がります。
照明については、LED電球は熱を持ちにくいですが、電球や蛍光灯は点灯中に熱くなっています。
急な温度変化で破損する恐れがあるため、拭き掃除をする際は必ず電球が冷えている状態で行いましょう。
ホコリ取りには、ハンディモップなどを使うと手軽に汚れを落とせます。
洗面台棚とキャビネットのポケットの掃除
棚やポケットに置いてあるものは一旦すべて取り出し、拭き掃除を行いましょう。
ポケットや歯ブラシ立ては取り外して、重曹スプレーをかけて拭き掃除をするか、中性洗剤で洗います。
洗い終わったら、しっかりすすいで水気を拭き取り、乾かしてから元の場所に戻しましょう。
ボトルなどを戻すときは、底面も拭いてから向きをそろえて収納すると見た目もすっきりします。
洗面ボウルと蛇口(シャワー)の掃除の仕方
洗面ボウルを手で触ってざらざらしている場合はクエン酸スプレーで掃除をします。
重曹スプレーは汚れを落としますので洗面ボウルにざらざら感があるときはクエン酸、汚れだけの時は重曹スプレーと使い分けましょう。
クエン酸スプレーの作り方
・水200ccにクエン酸小さじ1を溶かし、スプレーボトルに詰める
※水垢を緩めて落としてくれるので、洗面台だけでなくキッチンやトイレ、お風呂掃除にも使えます。
重曹スプレーの作り方
・水100Cに重曹小さじ1杯を溶かし、スプレーボトルに詰める
(重曹は溶けにくいので40℃くらいのお湯に溶かすと溶け残りがない)
※油汚れや食べ物汚れを落とすときは、手垢など一般的な汚れは重曹スプレーが便利です。
洗面ボウルの掃除はクエン酸スプレーを吹きかけてスポンジでこすり洗いをします。
排水口のリング状の金具の周りは水垢がつきやすいところです。
しっかり水垢を落としましょう。
洗い終わった後は水を流してマイクロファイバークロスなどで水滴を拭きとりましょう。
【水垢がひどい場合の掃除方法】
- まずクエン酸スプレーを吹きかける
- キッチンペーパーを張り付ける
- その上からびしょびしょになるくらい、再度クエン酸スプレーを吹きかけ、ラップで覆う
- 30分~1時間放置してからスポンジでこすり洗いをする
- クロスで水滴を拭きとる
【水栓周りと蛇口の掃除】
水栓周りは水垢がつきやすい場所です。
特に、水栓の根元やハンドルの裏側、蛇口の水が出る部分は掃除が漏れがちなので注意しましょう。
掃除の方法は、まずクエン酸スプレーを水栓全体に吹きかけてからスポンジで優しく磨きます。
隙間や水栓の裏側、蛇口の細かい部分は、古い歯ブラシを使って丁寧に洗いましょう。
もし汚れが落ちにくい場合は、クエン酸スプレーを使ってパックをし、汚れを緩めてからこすり洗いすると効果的です。
もらいサビの落とし方
洗面台にヘアピンやポケットに入っていたクリップを置くとあっという間にさびてしまいます。
そしてサビが洗面ボウルや塗装部分に移ってしまい取れなくなってしまいます。
もらいサビを完全にとるのはむずかしいのですが色を薄くして目立たなくすることは可能です。
【もらいサビの除去手順】
- 歯磨き粉かジフをクロスにつけて優しくこすり落とす
- ①でとれない場合はハイドロハイターを70度のお湯でペースト状にしてもらいサビに塗布し15~20分放置する。
- 時間が来たらハイドロハイターをふき取り漂白剤成分が残らないように洗い流す
※もらいサビがついた部分がFRP(繊維強化プラスチック)の場合は表面が傷むため還元型漂白剤(ハイドロハイター)はNGです。
ヘアピンやアクセサリーなどのちょい置きが習慣になっている場合は洗面台の上に専用のトレイを置きそこに入れるようにするともらいサビが防げます。
排水口・ゴミ受けの掃除
排水口で特に注意したいのはゴミ受けです。
ゴミをためたままにすると湿気がこもり、ゴミ受け自体にカビが繁殖してしまいます。
毎日の掃除でゴミをしっかり取り除き、カビが発生していたら古い歯ブラシを使って水洗いし、汚れを落としましょう。
また、排水口から臭いがする場合は、パイプ内のぬめりやカビが原因であるか、詰まりかけている可能性があります。
パイプユニッシュなどのパイプ洗浄剤を使って、定期的にパイプ内の掃除を行うことをおすすめします。
ご希望があれば、もっとカジュアルにしたり、専門的にしたりもできますよ!
洗面台横のコーキングの掃除

洗面台周りのコーキングのカビやホコリも掃除が必要です。
カビが発生している場合は塩素系漂白剤のカビキラーなどをスプレーしてから拭き掃除をしましょう。
そのあと漂白剤の成分を残さないように洗い流すか水拭きでのふき取りをしっかり行います。
コーキングの汚れが気になる場合にマスキングテープを貼ってホコリや汚れを防止する方法があります。
しっかり貼れば水に強く汚れたら張り替えられる手軽さが便利です。
コーキングを拭いてもきれいにならない場合などには検討してみましょう。
100均にコーキングに貼る専用のマスキングテープも販売されています。
収納庫・引出しの掃除

整理を忘れがちになる洗面台下の収納庫は詰め込み過ぎると奥に入れたものが見えないので何が入っているのか忘れてしまう場所でもあります。
月に1、2度整理を兼ねて中を見ておくと何が入っているかストック置き場にしているならどれだけストックがあるかなどを把握できます。
洗面台の下は量を収納するより見やすさを重視した整理がおすすめです。
洗面台周りの床が滑る場合
シリコン入りのスプレーやミストタイプのヘアケア剤を使っていると、床が滑りやすくなることがあります。
これは、スプレーの成分が空気中に拡散し、床に落ちることで床の表面がコーティングされてしまうためです。
シリコン成分は髪の毛をツルツルにコーティングする効果がありますが、床に付着すると同様に滑りやすくなってしまいます。
床の滑りを防ぐためには、油汚れに強い台所用の中性洗剤を使ってしっかり拭き掃除を行い、シリコン成分をきれいに取り除くことが大切です。
洗面台はちょこっと掃除としっかり掃除でキレイをキープ
洗面台の効果的な掃除の仕方について説明しました。
洗面台は毎日のちょこっと掃除と月に1~2回のしっかり掃除でメリハリをつけた掃除をしましょう。
ちょこっと掃除で汚れを溜めずしっかり掃除で毎日掃除できない場所の汚れを一掃します。
2つの掃除で洗面台のキレイをキープできるでしょう。
洗面台は一日の始まりに使う場所ですので、ピカピカの洗面ボウルと整理された棚で気持ちよく一日をスタートしたいものですね。



