新生活で起こりやすい水回りトラブル特集
新生活では、さまざまな物事が新しくなります。
ワクワクすることも多い反面、「新しいからこそ」不安を感じる場面も出てくるかもしれません。なかでも代表的なのが 水回りのトラブル です。
特に、今まで実家で暮らしていて初めて一人暮らしを始めた場合、水回りにトラブルが発生すると、どう対処すればいいのか分からずパニックになってしまうこともあるでしょう。
引っ越しが初めてでない方でも、水回りの使い勝手がこれまでと変わることで、思わぬトラブルに直面する可能性があります。
そこで本記事では、新生活を始める前にチェックしておきたい水回りのポイントについて解説します。
チェック方法から、万が一トラブルが起きた際の対処法まで詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
水回りトラブルが新生活で起こりやすい原因
水回りトラブルが新生活で起こりやすい原因は、次のとおりです。
- 前入居者の水回りのトラブルが直っていない
- 入居タイミングの兼合いで長期間水回りを使用してなかった
なぜ新生活で水回りトラブルが起こりやすいのかを知っておくと、新生活が始まる時にチェックしなければならない理由も明確になるので、確認してみましょう。
前入居者の水回りのトラブルが直っていない
引っ越して初めてトイレを使った際に「水を流したのに漏水音が止まらない」、キッチンで「水を流してみたら排水の流れが悪い気がする」といったトラブルに見舞われることがあります。
こうした使い始めからの不具合は、多くの場合、前の入居者の退去時に十分な点検がされていなかったことが原因です。見た目がきれいであることに安心してしまい、実際の使い勝手や内部の状態までしっかり確認されないケースが少なくありません。
特に注意したいのは、目に見えない部分です。たとえば、トイレのタンク内での漏水や、排水管内のつまりなどは外からは確認しにくいため、見逃されがちです。
せっかくの新生活、最初から水回りのトラブルに悩まされてしまっては気分も台無しです。
入居タイミングの兼合いで長期間水回りを使用してなかった
長期間水回りが使用されていなかった物件では、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
① 汚れやサビによる蛇口の目詰まり
② 封水の蒸発による悪臭の発生
① 汚れやサビによる蛇口の目詰まり
長期間使用されていない古い住宅では、久しぶりに蛇口をひねった際に赤い水が出てくることがあります。
これは、水道管の内部で発生したサビや汚れが、水の流れによって一気に押し出されるためです。
また、サビの量が多かったり、蛇口の構造によっては、サビが内部に詰まって水が出にくくなる「目詰まり」を起こすこともあります。
② 封水の蒸発による悪臭の発生
水回りには通常、「封水(ふうすい)」と呼ばれる溜め水があり、これが下水からの悪臭や害虫の侵入を防いでいます。
例えば、トイレの水たまりや、洗面台下のS字型の配管に溜まっている水が封水です。
しかし、長期間使用されない状態が続くと、この封水が蒸発してしまい、下水の臭いが室内に上がってくることがあります。
新生活が始まる時にチェックしておくべき箇所
新生活が始まる時にチェックしておくべき箇所は、次のとおりです。
- 各所の蛇口
- 排水溝(排水管)
- 止水栓
- トイレ
- お風呂(浴室)
- キッチン(台所)
- 洗濯機の設置
- 洗面所
それぞれの場所ごとに確認方法や手順を解説するので、参考にして水回りをチェックしてみてください。
各所の蛇口
各所の蛇口のチェックポイントは、次のとおりです。
- 赤い水や異物が混じって出てこないか
- 水量やお湯の温度に問題はないか
- 蛇口を操作した時に異音はしないか
赤い水が出てきた際は、透明になるまで水を出し続けてください。
これは配管内のサビや汚れが原因で、一時的なものがほとんどです。
ただし、赤い水が出たあとに水量が極端に少なくなった場合は、蛇口や配管の途中で目詰まりを起こしている可能性があります。
その際は、管理会社へご連絡のうえ、点検・対応を依頼してください。
水量が少ない、または水が出ない場合は、元栓が閉まっている可能性があります。
賃貸物件では、共用廊下にある玄関扉の隣に小さな扉があり、その中に元栓が設置されていることが一般的です。
元栓が閉まっている場合は、反時計回りに回して開けてください。
「ガガガッ」や「キーン」といった異音がする場合は、蛇口内部の部品に不具合が生じている可能性があります。このような場合も、管理会社へご連絡ください。
排水溝(排水管)
排水溝(排水管)は、以下をチェックしましょう。
- 水を流した時に問題なく流れるか
- 逆流してこないか
- 排水溝辺りから嫌な臭いがしないか
- ゴポゴポなどの異音がないか
水がスムーズに流れていかない場合は、排水口や排水管の中に汚れが溜まっている可能性が高いと考えられます。また、「ゴボゴボ」といった異音がする場合も同様に、排水管内に汚れが蓄積しているサインであり、この状態を放置してしまうと、やがて完全に詰まって水が流れなくなる恐れがあります。さらに、水が逆流してくるような場合は、すでに排水管が完全に詰まってしまっている状態ですので、早急な対応が必要です。
また、排水時にニオイが気になる場合は長期間使用していないことによる封水の蒸発で発生すると解説しましたが、排水管内に汚れが溜まっている場合には、排水時の空気圧の変化によって封水が引っ張られてなくなり、その結果としてニオイが発生することもあります。
いずれの場合も、ご自身で無理に対処せず、管理会社に連絡して専門の対応を依頼するようにしましょう。
止水栓
止水栓でチェックしておきたいポイントは、次のとおりです。
- 止水栓の設置位置
- 回す際に工具(マイナスドライバー)が必要か
- 止水栓を回して開閉ができるか
止水栓の位置を把握しているかどうか、そしてその止水栓が正常に操作できる状態かどうかは、水漏れが発生した際の対応に大きな差を生みます。
実際に水漏れが起きた場合、すぐに水を止めなければならないことが多いため、事前に止水栓の位置を確認しておくことが非常に重要です。
止水栓にはいくつかのタイプがありますが、基本的にはどのタイプも閉めるときは時計回り、開けるときは反時計回りに回して操作します。
ただし、この止水栓は長年動かしていないと、サビや汚れによって固着し、非常に固くなっていることがあります。固着した状態で無理に回そうとすると、止水栓自体が破損して水漏れを起こす恐れがあります。
そのため、固くて動かない場合は無理をせず、早めに管理会社へご連絡いただき、点検や調整を依頼するようにしてください。
トイレ
トイレは、以下を参考にチェックしてみてください。
- レバーをひねって水がしっかり流れるか
- 使用後にレバーが正常な位置まで戻るか
- 嫌な臭いがしてないか
- トイレ内で異音はないか
- 温水洗浄便座(ウォシュレット)が設置されてる場合はちゃんと動くのか
まず、トイレが正常に流れるかを確認しましょう。流れ方に違和感がないか、詰まりや流れ残りがないかもチェックします。
次に、レバーの緩みがないか、また操作後にレバーが元の位置にきちんと戻るかを確認してください。
また、臭いや音にも注意を向けましょう。
- トイレに入った時に嫌な臭いがしないか
- タンク内からチョロチョロとした漏水音が聞こえないか
- トイレを流した際にゴボゴボという異音がしないか
ウォシュレットが付いている場合は、下記の点もあわせて確認しましょう。
- ウォシュレットの動作が正常か
- 便座がしっかりと温まるか
以上の点をチェックすることで、トイレの不具合を早期に発見し、快適な使用環境を保つことができます。
お風呂(浴室)
お風呂のチェックポイントは、次のとおりです。
- 壁や床・天井に大きな損傷や破損がないか
- 蛇口からの水漏れはないか
- 浴槽のお湯張り、追い焚きなどの機能に問題がないか
まずは、壁や床・天井に破損がないかをチェックしましょう。
管理会社としても、見てすぐに分かるような明らかな破損をそのままにして貸し出すことは、基本的にありません。そのため、チェックすべきは細かい部分です。
例えば、以下のようなポイントを確認してください。
- 壁と床の間に破損や隙間がないか
- 点検口まわりに傷みやヒビがないか
- コーキング(目地の充填材)が剥がれていないか
- 小さなひび割れや変色が見られないか
集合住宅で2階以上の部屋の場合、浴室に破損があると下の階に水漏れを引き起こす可能性もあります。特に浴室まわりは、自分の目でもしっかり確認しておくことが大切です。
次に、給湯器が正常に作動するかもチェックしましょう。
確認すべき項目は以下の通りです:
- きちんとお湯が出るか
- 設定した温度通りのお湯が出てくるか
- 「お湯はり」や「追い焚き」機能がある場合、それが正常に動作するか
これらは、給湯器のリモコンで操作しながら確認できます。
さらに、蛇口からの水漏れがないかも見ておきましょう。
特に以下のような点に注意します:
- 蛇口を閉めた後に水がポタポタと垂れ続けないか
- シャワーを使用した後に水が止まらないことはないか
このようなトラブルは入居後のストレスの原因にもなるため、事前にしっかりチェックしておくと安心です。
キッチン(台所)
キッチンでは、次の4点をチェックしましょう。
- シンクに流した水がスムーズに排水されるか
- 蛇口に水漏れはないか
- シンク下で水漏れしていないか
- シンク下の収納で嫌な臭いがしないか
1. 排水がスムーズに行われるか確認しましょう。
キッチンの排水管は普段見えない部分にあり、入居時に内部まで丁寧に洗浄されていることは少ないのが現状です。そのため、排水の流れが悪くないか、水が逆流したり溜まったりしないかをしっかり確認することが重要です。
入居後に排水不良を報告しても、「入居者が何かを流したのでは?」と疑われてしまうケースもあるため、必ず入居前にチェックしておくようにしましょう。
2. 蛇口からの水漏れがないか確認しましょう。
以下の部位を特に注意して確認してください:
- 吐水口の先端(ポタポタと水が垂れていないか)
- レバーやハンドルの下(操作部分からの水漏れ)
- 蛇口本体の根元付近(微細なにじみも確認)
3. シンク下の水漏れチェックも忘れずに。
シンク下は給排水トラブルが起こりやすい箇所です。特に注意すべきポイントは次の2つです。
- 排水口の下付近
排水の水漏れはほとんどがこの周辺で発生します。
- 止水栓の下付近(シンク奥側)
この箇所では、給水・給湯・蛇口からの水漏れが多く、特にシャワーホース付きの蛇口の場合、ホースからの水漏れが起きやすいためチェックが必要です。
事前のチェックをしっかり行っておくことで、入居後のトラブルや不要な疑念を防ぐことができます。
洗濯機の設置時
洗濯機の設置時チェックポイントは、以下のとおりです。
- 設置時に給水、排水ホースはきちんと接続されているか
- 通水時に蛇口とホースの繋ぎ目から水漏れしないか
- 問題なく洗濯機は動いて排水されるか
洗濯機まわりには、給水ホース(蛇口に接続)と排水ホース(排水口に接続)の2種類のホースがあります。
まずは、どちらのホースも確実にしっかり接続されているかを確認しましょう。
接続が不十分なまま洗濯機を使用すると、大量の水漏れが発生するリスクがあります。設置直後の確認は特に重要です。
1. 給水のチェック
- 洗濯機を動かして正常に給水されるかを確認しましょう。
- 給水中、蛇口と給水ホースのつなぎ目から水漏れしていないかをチェックします。
⇒ 少しのにじみでも、使用を重ねるうちに漏れが大きくなることがあります。
2. 排水のチェック
- 洗濯機内に水を溜めたあと、排水を実行してみましょう。
- 排水中に、
- 水がきちんと排水されるか
- 排水ホースや排水口まわりから水漏れしていないか
- エラーコードが出て途中で止まらないか
をしっかり確認してください。
引越し業者が洗濯機を設置してくれた場合でも、自分の目で最終確認をすることが大切です。設置ミスによるトラブルもゼロではないため、使用前にチェックする習慣をつけておくと安心です。
洗面所
洗面所のチェックポイントは、以下のとおりです。
- 蛇口の水漏れはないか
- シャワーホースの水漏れはないか
- S字パイプの水漏れは無いか
- 排水はスムーズに流れるか
洗面所の蛇口や排水まわりは、見落としやすい水漏れや不具合が発生しやすい場所です。以下の点をしっかり確認しましょう。
1. 蛇口まわりの水漏れ確認
- 吐水口からの水漏れは比較的見つけやすいですが、レバーやハンドル下からの水漏れは気づきにくいことが多いです。その理由は、手を洗ったあとに濡れた手でレバーやハンドルを操作するため、蛇口まわりが濡れていても「手からの水か、蛇口の水漏れか」が判断しづらいからです。しかし、チェック時は手が乾いた状態で確認するため、本当に水漏れしているかどうかが発見しやすくなります。
2. シャワータイプの蛇口の場合
- 最近では、賃貸でもシャワータイプの蛇口が付いた洗面台が増えています。
- それに伴い、シャワーホースからの水漏れトラブルも増加傾向にあります。
- シャワータイプの場合は、ホース部分もしっかり確認しましょう。
ホースの付け根や引き出し部分、収納部内部に水が溜まっていないかを要チェックです。
3. 排水管(S字パイプ)のチェック
- S字パイプでは、特に接続ナット部分から水漏れが起こりやすいです。
- 金属製のパイプの場合、サビや緑青(ろくしょう)が原因で、パイプの中腹から水漏れすることもあります。
- ナット部分やパイプ本体ににじみや湿りがないか確認しましょう。
4. 排水の流れを確認
- 洗面所は排水口が小さく、排水パイプも細くカーブが多いため、汚れが少し溜まるだけでも排水不良を起こしやすい構造です。水を流してみて、スムーズに排水されるかどうかをしっかりチェックしましょう。水が流れるのに時間がかかったり、逆流のような動きがあれば注意が必要です。
洗面所は一見きれいに見えても、水回りのトラブルが潜んでいることがあります。
使用前に自分の目で確認しておくことで、入居後のトラブルを未然に防ぐことができます。
引っ越し先で注意したい水回りトラブル
引っ越し先で注意したい水回りのトラブルは、次のとおりです。
- 排水溝が臭い
- 排水管が詰まっている
- 部品の劣化による水漏れ
- 水が出ない
- 水圧が弱い

水回りでトラブルが起こってた際は、水道修理業者へ相談しましょう。排水管のつまりや水回りの部品の劣化など、さまざまなトラブルをプロに相談し、適切に対処・解消しましょう。
ただし、居住者から水道修理業者へ依頼するのは基本的に戸建て住宅か分譲マンションに住んでいる場合です。賃貸物件に住んでいる場合は、水道修理業者よりも先に管理会社に連絡をしましょう。
排水口が臭い
排水口から臭いがする場合、トラップ内の封水がなくなっている可能性があります。長期間使用していなかった住宅に引っ越した際など、しばらく水道を使っていなかった場合や、排水管内に汚れが溜まっている場合に封水が失われることがあります。
対処法としては、少し多めに水を流すことです。水を流すことで封水が復活し、臭いもおさまるはずです。
それでも臭いが続く場合は、排水管内に汚れが蓄積している可能性があります。その場合は、水道修理業者に点検してもらうことをおすすめします。
排水管が詰まっている
排水管が詰まっている場合の対処法としては、まずラバーカップを使用してみるのが良いでしょう。軽度の詰まりであれば、ラバーカップで解消できることが多いです。
ラバーカップはホームセンターやネット通販などで購入でき、価格も500円~1,000円程度と手頃です。持っていない方は、万が一に備えて一つ用意しておくことをおすすめします。
ラバーカップを試しても改善しない場合は、水道修理業者に依頼するのが良いでしょう。ただし、ラバーカップで解消できる程度の詰まりに対して業者を呼ぶのは、費用の面で少々もったいないとも言えます。業者に依頼すると、安くても5,000円〜8,000円程度の費用がかかるのが一般的です。
なお、入居して間もない段階で詰まりが発生した場合は、賃貸であれば管理会社に、購入した住宅であれば販売元に連絡し、対応してもらうようにしましょう。
部品の劣化による水漏れ
水漏れが発生した場合、その多くは部品の劣化が原因です。部品を交換することで、問題が解消されるケースがほとんどです。ただし、これらの部品は内部に組み込まれているため、目視では劣化の有無を判断しにくいことがあります。
このような場合、水の「出方」や「止まり方」に注目することで、ある程度の劣化具合を判断することができます。水の出し止めにまったく問題がなければ、しばらくは水漏れの心配はないでしょう。
ただし、以下のような症状が見られる場合は注意が必要です。
水の出方に関する異常
- 水量が少なくなった
- 水を出すときに異音がする
- レバーやハンドルがぐらついている
- レバーやハンドルが固くなった
水の止まり方に関する異常
- 水の切れが悪く、ポタポタと時間差で止まる
- 水を止めるときに異音がする
- レバーやハンドルがぐらついている
- レバーやハンドルが固くなった
水道は「しっかり水が出て、しっかり止まる」こと、そして「操作時に違和感がない」状態が正常です。たとえ水漏れが発生していなくても、違和感を覚える場合は、内部の部品が劣化している可能性があります。早めに点検や交換を検討することをおすすめします。
水が出ない
入居後すぐに「水が出ない」といったトラブルが発生することがあります。これは稀なケースですが、原因としては、入居前に清掃業者や修理業者が作業を行った際に、作業終了後に元栓や止水栓を閉めたまま現場を離れてしまうことがあります。
その情報が管理会社に伝わっていなかったり、伝えられていても管理会社側で失念していた場合、入居時に水が出ないというトラブルが起こることがあります。
このような場合は、元栓や止水栓を開けることで水が出るようになります。ただし、入居したばかりの家では、元栓の場所が分からないことも多いでしょう。
以下に、住居の種類ごとの一般的な元栓の設置場所を紹介します。
元栓の主な設置場所
- 戸建て住宅:
玄関付近、勝手口付近、または門扉付近の地面にある「量水器ボックス(メーターボックス)」内 - マンション:
玄関横の壁面にある「パイプスペース(PS)」内 - アパート:
1階の部屋の玄関前の地面や外壁に設置された、複数世帯分がまとめられた「量水器ボックス」内
元栓は止水栓と同様に、反時計回りに回すと開栓できます。
入居直後に水が出ない場合は、まずこれらの場所を確認し、元栓や止水栓が閉まっていないかをチェックしてみましょう。
水圧が弱い
引っ越し先で水圧が弱いと感じる場合、地域や立地、配管の構造などが原因で、もともと水圧が低いケースがあります。こうした場合は、根本的な改善が難しく、基本的に対処が難しいことが多いです。
しかし、家全体ではなく特定の場所だけ水圧が弱い場合は、改善できる可能性があります。たとえば「お風呂のシャワーだけ水圧が弱い」といったケースでは、以下のような原因が考えられます。
- シャワーヘッドの目詰まり
- 止水栓が絞られている
- シャワーヘッド自体の性能が低い
このような場合は、シャワーヘッドの掃除や止水栓の開放、あるいはシャワーヘッドの交換によって改善されることがあります。
また、水圧の弱さには程度があります。大まかに次の3段階に分けられます:
- 「もう少し強ければ良い」と感じる程度
- 「快適ではないが、生活に支障は出ない」程度
- 「水量が少なすぎて生活に支障が出る」レベル
3のように生活に支障が出る場合は、早急な改善が必要です。どのレベルであっても、水圧の改善を希望する場合は、管理会社や水道修理業者に相談するのが良いでしょう。
賃貸で水道トラブルを見つけたときは?

賃貸物件で水まわりのトラブルが発生した際、まず最初に行うべきことは「管理会社への連絡」です。
これは入居から何年経っていても同じですが、特に入居直後であれば、入居者の費用負担なしで対応してもらえるケースが多くあります。
注意が必要なのは、自己判断で水道修理業者を呼び、修理費用をあとから管理会社や大家さんに請求しようとしても、支払ってもらえないことがあるという点です。物件の所有者は大家さんであり、その管理を任されているのが管理会社です。連絡なしで修理を行うと、トラブルに発展する恐れがあるため注意しましょう。
ただし、軽度のトイレ詰まりなど、自分で簡単に対処できるようなトラブルであれば、管理会社に連絡せず対応したほうが早く解決できる場合もあります。起こってる水道トラブルの内容に応じて、適切に対応しましょう。
新生活で水回りのトラブルに悩んだら
新生活で水回りのトラブルに悩んでいる時は、水道修理業者への相談しましょう。プロの水道業者が最適な修理方法を提案してくれます。


