水道が止まらないときの正しい対処法!すぐにできる応急処置を解説

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水道が止まらないときの正しい対処法!すぐにできる応急処置を解説

水道が止まらないときの正しい対処法!すぐにできる応急処置を解説

水漏れが起きると大変困ります。それが蛇口からのポタポタ漏れでも困るのに、勢い良く水が出て止まらないなんてことが起きた日にはパニックになってもおかしくありません。
ただあたふたして何をしたらいいか分からないまま時間だけが過ぎて行く、なんてことも考えられます。
この様に水漏れの量が多ければ多い程、的確な対処が出来なくなることは良くあります。

水漏れは漏水量が多ければ多い程、様々なリスクが生じます。
具体的には「住宅への二次被害」「水道料金の増大」「メンタル的なストレス」などがあります。それらのリスクを最小限にする為、重要となるのが「応急処置」です

今回は水道の水漏れの応急処置について、水漏れ症状毎の応急処置方法や正しい対処法を解説して行きます。

水漏れが発生したら先ず何をする必要があるのか?

水漏れが発生したら先ず何をする必要があるのか?

どんな水漏れでもそうですが、水漏れが発生したら先ず何をしますか?

「水道業者へ連絡」「自分で修理」「管理会社へ連絡」「応急処置をする」「様子を見る(何もしない)」等、いろいろな選択肢があります。
しかし、この選択はどれを選択しても良いのではなく、明確にこうした方が良いと言い選択肢があります。
それは「応急処置をする」ことです。
応急処置は水漏れの量が多ければ多い程、その重要性も高くなります

ちなみに選択肢の中でも「様子を見る(何もしない)」という行為は危険です。蛇口や水道管を通っている水の水圧は強いので、いつ悪化するかわかりません。

それでは、水漏れが発生したら先ず行う「応急処置」について詳しく見て行きましょう。

応急処置の目的は何か?

応急処置の目的は何か?

応急処置の目的は「被害の拡大を防ぐ」ことと「一時的に使用できるようにする」ことがあります。
水漏れの量や水が漏れた場所によっては一分一秒を争い、対応した方が良いケースもあります。

例えば、蛇口から全開で水が出続けている場合、水道業者を呼んだとしても早くて数十分~1、2時間、遅ければ翌日の訪問になることもあります。
自分で修理をする場合も部品や工具の準備を考えたら当日に修理出来ることは稀で、早くて翌日、遅ければ2、3日後ということもあります。その間ずっと全開で水が出続けていたら一体どれだけの水道料金になるのか、考えただけでも怖くなりますよね。

また、天井裏の水道管が破損して水が漏れ続けている場合は時間が経てば経つほど、天井、クロス、家財等に被害が広がる恐れがあります。

このように、水道業者を呼ぶにしても自分で修理するにしても、水漏れの量や場所によっては被害が拡大してしまいます。被害の拡大を防ぎ、最小限に食い止める為に応急処置は行われます

もう一つの「一時的に使用できるようにする」という内容は応急処置が一時的な修理となり、水も止まって使用も出来るようになるということです。
これは水漏れの場所によって、この一時的に使用できるという応急処置が出来るケースと出来ないケースがあります。蛇口の吐水口から水が止まらない場合は一時的に使用できるようにするのは難しいですが、給水管や給湯管からの水漏れであれば応急処置のより。
一時的に使用できるようにすることは可能なケースが多い
です。

応急処置にはこれらの目的があります。

応急処置は基本的に自分で行うものです、何の為にするのかをしっかりと理解しておきましょう。
また応急処置は、直ぐにできる事でなければいけません
その為にも誰もができて、作業が簡単で、直ぐにできることが応急処置のポイントになります。

水道の水漏れ症状毎の応急処置方法

水道の水漏れ症状毎の応急処置方法

水道の水漏れにも様々なケースがあり、場所毎に応急処置の対処法も変わってきます。先ずは応急処置の対処法を見て行きますが、水道水漏れの応急処置は主に以下の3つとなります。

止水栓を閉める元栓を閉める補修テープを巻く

この3つの応急処置方法を、どう効果的に使っていくかがポイントになります。

それでは、水道の水漏れ症状毎の応急処置方法を見て行きましょう。

水道の水漏れ症状応急処置①応急処置②
キッチン蛇口水漏れ止水栓を閉める元栓を閉める
洗面所蛇口水漏れ止水栓を閉める元栓を閉める
お風呂蛇口水漏れ止水栓を閉める元栓を閉める
洗濯場蛇口水漏れ元栓を閉める 
外部蛇口水漏れ元栓を閉める 
トイレタンク水漏れ止水栓を閉める元栓を閉める
フレキ管水漏れ(各所)補修テープを巻く止水栓を閉める
外部給水管水漏れ(露出部)補修テープを巻く元栓を閉める
外部給湯管水漏れ(露出部)補修テープを巻く元栓を閉める

応急処置①、②とある場合は、応急処置①の方がメリットのある応急処置となっています。

それでは応急処置方法を一つずつ解説して行きます。

「止水栓を閉める」

止水栓は、各水回りに設置されている水栓器具で、対象の場所の「水を閉める」「水を出す」「水量を調整する」と言った役割があります。※基本は全開にしてあります。

「元栓を閉める」

元栓は別名を「メーターバルブ」と言い、必ず水道メーターに併設されています。
元栓は名前の通り、大元の栓なので、閉めると住宅全ての水が出なくなります。

「補修テープを巻く」

補修テープには水漏れの補修に適したテープがあります。
水漏れの補修テープは「アルミブチルテープ」「ゴリラテープ」「自自己癒着テープ」などが代表的なものです。

  • アルミブチルテープ
    アルミブチルテープはブチル系の粘着剤を使用していて、耐久性と耐候性に優れた防水テープです。
    強力な粘着力が大きな特徴です。

  • ゴリラテープ
    ゴリラテープはアメリカの「The Gorilla Glue Company」が発売している強力な補修テープで、強い粘着力と耐久性に優れ、防水にも効果があるテープです。

  • 自己融着テープ 自己融着テープは粘着力の無いテープで、テープ同士がくっ付くことによって一体化します。
    元々粘着性がないので、水に濡れた状態でも効果を発揮します。

補修テープは水漏れが起きてから購入するのでは遅く、補修テープを使いたい場合は事前に購入して家に常備しておく事が大事です。
常備しておけば、いざという時に応急処置として使用できます。DIYでの修理を少しでも考えている方は、補修テープを一つは持っておくと良いでしょう。

ちなみに、キッチンの排水蛇腹ホースからの水漏れや洗面所のS字排水トラップからの水漏れ等、排水の水漏れの場合は使わなければ水漏れしないので、一旦使用しないことが応急処置となります。

応急処置の正しい対処法

応急処置の正しい対処法

応急処置の方法には「止水栓を閉める」「元栓を閉める」「補修テープを巻く」という方法があります、ただし、正しい方法で行わないと応急処置の効果を得られないことがあります。
ではそれぞれの正しい対処法を見て行きましょう。

  • 止水栓を閉める
    止水栓は手で回すタイプと、マイナスドライバーで回すタイプがあります。どちらも回す時は時計回りに回して閉めます。間違えて反対に回すことの無い様、ご注意ください。
    古い止水栓の場合、物理的に動かない方向に力が加わると、てこの原理で止水栓に接続している化粧管が折れることもあります
    また、固着して動かない場合もあります。
    無理に力を入れると反対側に動かした時同様、化粧管が折れることもありますのでご注意ください
    止水栓は定期的に動作チェックをし、いざという時にしっかり閉めることが出来るようにしておきましょう。

  • 元栓を閉める
    元栓はハンドルタイプ、コックタイプ、レバータイプといった種類があります。
    どれも手で閉めるもので、時計回りに動かして閉めます。
    ハンドルタイプはバルブが閉まるまでかなり回すことになりますが、しっかり閉まるまで回し続けましょう。コックタイプは閉まるまで数回転の物や45度だけ動かして閉める物等があり、レバータイプは横付きでレバーを反対側に動かして閉めます。
    どれも止まるまでしっかり動かしましょう。
    元栓を閉める時は家の全ての水が使えなくなります。
    念の為、浴槽に水を溜めてから元栓を閉めることをおすすめします
    元栓を閉めた場合、何時間閉めたままになるかわかりませんが、浴槽に水を溜めて置けば、トイレ使用してもバケツに水を汲んで流すことが出来ます。
    止水栓同様ですが、定期的に動作チェックをして動くかどうかの確認をすることと、元栓の場所をしっかりと把握しておくことが大事です。
    実際、元栓の場所が分からなくて応急処置できなかったという声もあります。

止水栓を閉めるのも元栓を閉めるのもどっちも水が使えないのであれば、どっちを閉めても大丈夫ですか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー
止水栓と元栓どちらを閉めても良い場合は、止水栓を閉めた方が生活のリスクは少ないです。

元栓を閉めることは家中の水が使えなくなることですが、止水栓を閉めることは対象の水回りだけ使えなくなり、他は使えるということです。
例えば、キッチン蛇口の水漏れで止水栓を閉めた場合は、他のトイレやお風呂が使えるということです。
他の場所が使えるか使えないかは大きな違いなので、どちらを閉めても良い場合は止水栓から閉めましょう

  • 補修テープを巻く
    補修テープは水漏れ箇所を密閉することによって水漏れを止めます。
    補修テープを巻く時はもちろん元栓を閉めてから行います。
    自己融着テープであれば水を拭き取ることなくテープの取り付けが出来ますが、それでも必ず元栓を閉めてからテープを巻くようにしましょう。
    元栓を閉めず、水が出ている最中にテープを巻くのは大変で、水漏れ箇所を密閉できない恐れがあるので絶対にやめましょう。
    テープを巻く時はシワにならないよう気を付け、少し引っ張りながら巻き付けつけることがポイントです。また、多く巻き付ければ良いというものでもありません。
    2~3周巻けば充分です。
    「巻く回数が多い」=「テープ補修が強固」というわけではありませんので間違えない様にしましょう。

水漏れが発生した時に応急処置をどれだけスピーディーに行えるかがポイントです。
早ければ早い程、応急処置の効果が大きくなります。応急処置に時間がかかったら意味が無くなってしまいます

応急処置をして水が止まれば、一旦落ち着くことが出来るので、一息ついて次の行動に移すことが出来ます。

応急処置の次にすることは?

応急処置の次にすることは?

応急処置が済んだら、次は水漏れの根本的な改善に向けて行動して行くことになります。
ここでの選択は「水道業者に連絡する」か「自分で修理する」の二択になるでしょう。
多くの場合は水道業者に連絡することになると思いますが、自分で修理する場合はいくつか押さえて置かなければいけないポイントがあります。

自分で修理をする時に押さえて置くべきポイント
・水漏れの原因が特定できている
・修理に必要な部材が特定、手配ができる
・修理の手順を知っている

自分で修理する場合は先ず、水漏れの原因が特定できていなければいけません。
原因がわからないと準備する部材も特定できなくなります。
また、原因が特定できていたとしても部材の特定や手配が出来なければ修理をすることは出来ません。
そして、部材が準備できても修理の手順を知らなければ直すことはできません。

一番怖いのは、全て曖昧な状態なのにただ費用を安く抑えたい一心で、自分で修理をする場合です
水漏れの量は少なくても症状や状況によってはDIYで修理が大変なケースもあります。
原因の特定が難しかったり、部材の特定や手配が大変だったり、修理作業が大変だったりと。

曖昧な状態で進めてしまうと、直せないだけでなく余計に状況を悪化させてしまうこともあります
そうならない為にも、自分で修理する時には「水漏れの原因が特定できている」「修理に必要な部材が特定、手配ができる」「修理の手順を知っている」というポイントをちゃんとクリアした上で修理をするようにしましょう。

応急処置をした後、水道業者への連絡も自分で修理もせずに様子見をするのはやめましょう。
応急処置で止水栓や元栓を閉めていたらそんなことは無いと思いますが、一番起きやすいのが給水管や給湯管を補修テープで応急処置した場合です。
最近の補修テープは強力な物も多く、応急処置で「直った」と勘違いしてしまいがちです。
応急処置はあくまでも応急処置であって修理ではないので、強度が格段に弱いです。
そのままにしておくと、より酷い水漏れとなって再発する恐れがあります。
「応急処置」の後は必ず「修理」をして、しっかりと直すようにしましょう

まとめ

水漏れが起きたら水道業者に連絡するよりも自分で修理するよりも、先ずは応急処置を行うことが大事です。
応急処置をすることによって「住宅への二次被害」「水道料金の増大」「メンタル的なストレス」などのリスクを最小限にすることが出来ます。そして応急処置はスピーディーに行うことも大切です。
特に「止水栓を閉める」「元栓を閉める」という応急処置は、スピーディーに行えば水漏れ発見から1分以内に終えられる程です。
ただし、焦って対処をする必要はありません、やるべきことを淡々と行えば良いだけです。
応急処置の対処法はどれも難しいことでは無いので、ポイントを知っておけばいざという時に役立つでしょう。


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